第13回肝細胞研究会 2006年6月30日〜7月1日旭川グランドホテル
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会長挨拶

この度、第13回研究会を旭川市で開催させていただくにあたり一言御挨拶を申し上げます。
私共が旭川医大開設と同時に教室を開講致しましたのは昭和50年のことですから30年の月日を経たことになります。当時の肝臓外科の主な治療対象である原発性肝癌は、診断された時点では巨大な肝腫瘤に進行している症例がほとんどで、根治的な肝切除が施行できることは極めて稀なことでした。また、肝硬変症の進行例に見られる食道静脈瘤には肝不全の併発が必発でした。これらの肝疾患に対応するには肝不全対策の確立が急務でした。
肝臓研究の特筆すべき方法として、肝臓を細胞単位に分離して培養する方法が確立されたのはこの頃でした。初代肝細胞培養の技術は肝臓学の研究のみならず、肝機能補助療法へと発展しました。近年では、肝細胞をめぐる研究は細胞から遺伝子へと進み、また、治療法は肝再生医療へと新たな展開を見せています。
このようなことから、この度の研究会のテーマは「肝細胞培養から新たな臨床応用へ」とさせていただき、肝細胞研究の基礎から臨床までの現況とこれからの展開について熱心な討論を期待したいと存じます。
なお、この頃の季節は北海道で最も快適な時期でありますので、折をみて当地のラベンダーの花園や、最近全国ブランドとなりました旭山動物園などにもお運びいただき楽しんでいただけますれば幸いです。
御来旭を心よりお待ち申し上げております。

  第13回肝細胞研究会 当番世話人
旭川医科大学第2外科      葛西眞一

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